仏壇について
 ~仏壇は、私たちの心のよりどころであり、日々の信仰の糧となるものです~
■仏壇は、私たちの御本尊様=阿弥陀仏をお祀りするものです。
■仏壇のお飾り(内装)は、阿弥陀仏の国である極楽浄土をかたどっています。
■ご先祖様もすでに極楽浄土に往生されている様子を表し、位牌の形で共にお祀りします。
※たとえば分家などで先亡の霊がなくても、仏壇はお祀りすることが望ましいのです。
「仏壇を買ったら早死にする」などは、とんでもない迷信です。
(1) 「開眼(かいげん)式」=「お性根入れ」が必要なケース
◉仏壇を新たに購入した時
◉新しい位牌(とくに新精霊の黒塗りの位牌など)を仏壇に納める場合
※開眼式は基本的には慶事ですので、朱ロウソクを使います。ただし新精霊の場合、亡くなって日が浅いので普段のロウソクで構いません(ことさらに慶事と考えなくて良い)。

(2) 「撥遣(はっけん)式」=「お性根抜き」が必要なケース
 ◉仏壇や位牌を処分する時
(3) 次のような場合は「開眼式」と「撥遣式」が両方必要です
■旧の仏壇・お像・位牌から魂を抜き(撥遣式)、引越・修繕・買替などが済んだ後、新の仏壇・お像・位牌に魂を入れ戻し(開眼式)をします。
◉仏壇を引っ越し(移動)する時
※仏壇の掃除などで一時的にお像や位牌を移動する場合には儀式は必要ありませんが、粗相の無いよう慎重かつ清潔に(手袋やマスクをして)なさってください。
◉仏壇を買い替える時
◉仏壇を修繕・クリーニング(洗いをかける)する時
◉仏壇にお祀りしている仏像・祖師像・位牌を新調(新しいものに交換)する時
◉いくつかの位牌をまとめて合祀する(先祖代々の位牌など)場合
※新旧のお像や位牌が同時に存在する場合は、一回の儀式で魂の移し替えができます。

 
   
奈良県香芝市五位堂4-286-1
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浄土宗 五位殿 寳樹寺